こむら返り
こんにちは、ほねつぎ雑賀鍼灸接骨院 谷森です。
最近、睡眠中や朝方に、こむら返りが起こると言われる患者さんが多く
今日は、こむら返りについてお話します。
睡眠中に突然、足のふくらはぎがつって、激痛に襲われた経験がある人は多いのではないでしょうか。
この状態が、こむら返りです。
睡眠中などの安静時に起こるこむら返りの主な原因は、運動不足や冷えによって下半身の血流が悪くなる、また、運動のしすぎによる筋肉疲労などがあります。
私たちの全身に流れる血液は、心臓がポンプのように収縮と拡張をくり返すことで、心臓から動脈を通って臓器や筋肉など全身の細胞に酸素と栄養を運びます。そして、静脈で細胞から二酸化炭素や老廃物を回収しながら、心臓へ戻ります。
そのさい、下半身では重力に逆らって、血液を心臓へ送らなければなりません。そのため、下半身の血流はどうしても滞りがちになります。そして、血流が悪くなると老廃物や疲労物質が下半身にたまることになるのです。
【 こむら返りの緊急たいしょほう 】
こむら返りが起こったときの緊急対処法としては、一般的な方法ですが、こむら返りを起こしたほうの足を前へ伸ばし、足先を手でつかんで手前に引っ張り、ふくらはぎの筋肉を伸ばすのが効果的です(下の写真参照)。
とはいえ、手が足先に届かない人も多いと思います。その場合は足をまっすぐに伸ばした状態で、足の裏で壁を押すようにして、ふくらはぎの筋肉を伸ばすといいでしょう。
こむら返りに悩む患者さんが多く訪れますが、そうした患者さんたちのふくらはぎを触ってみると、ほとんどの人は、硬くこわばっています。これは、血流が悪化しているサインです。患者さんのほとんどは運動不足で、体に冷えがあります。 積極的に足を動かすこと。就寝前に軽くストレッチをするのもいいでしょう。
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