養生について
こんにちは!ほねつぎ雑賀はりきゅう接骨院です。
ところで貝原益軒という人物をご存知ですか?
貝原益軒は江戸時代の本草学者、儒学者です。この方が著した書の中に養生について述べている『養生訓』があります。
今回はその中から一説を抜粋して紹介します。
「じっとしない」
華佗(三国時代、魏の名医)のいったことに
「人の身は労働すべし。労働すれば穀気(穀物の養分が体内にはって生じたもの)きえて、血つ脈流通す」とある。およそ人間のからだは、欲を少なくし、時どき運動し、手足をはたらかせ、歩いて一ヶ所にながく坐っていないようにすれば、気血は循環してとどこおらない。養生の要務である。
~中略~
夜も飲食の消化しないうちに早く寝ると気がふさがって病気になる。これは養生でいちばんさけねばならぬことだ。
時代や文化の違いはあれど、現代にも通ずる点があるのではないでしょうか。
小さい頃、母にご飯を食べた後はすぐに寝ない!とよく注意されてきました。昔からの知恵ですね。
それに現代は交通機関が発達し、自分の足で歩くことが少なくなりました。
医療技術が発達した現代社会でも、昔と比べてここからくる「病」は増え続けています。
心あたりはありませんか?
ときどき適度に運動し、食後もすぐに横にならないよう意識していきましょう!
次週に続く♪
参考文献:貝原益軒 養生訓 中公クラシックス
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